長い耐久性と高い耐震性能を備える技術-それが構造デザイン

自然回帰の家では、柱や梁などの構造材一本一本にかかる負荷を考え、そのそれぞれにかかる力の受け渡しを考えて空間を作りあげていきます。そのことが、本来の木造住宅の強さと美しさを作る事にもなるのです。一棟一棟の構造を解析して理解することで、美しい空間を作りながら、長い耐久性と高い耐震性能を備えることができる、それを私たちは構造デザインと呼んでいます。

構造にこだわるからこそ美しい空間をデザインできる

美しい空間は構造的にも強い空間。木造住宅である限り木材の特長を活かした空間構成が当たり前となります。しかしながら、間取りを優先にすることにより、構造がきれいに組むことができなくなったりもします。人が使いやすい間取りを作るというのは空間をデザインすることとなるのですが、その空間を支えるのは構造なのです。

構造に「合板を使わない宣言」それは安全で長持ちする構造

 千葉工務店では、「合板を使わない宣言」をしています。それは、人体への影響を考えているからだけではなく、構造に合板を使用しないことで、長持ちする家を実現できるからです。木造のフレームに構造用合板を使うことで強度の強い家にはなりますが、それは短期的に考えたときのこと。長期的に考えたときや構造としての負荷のかかり方を考えた結果、合板より無垢材を使う方が長持ちをするといえます。だからこそ、時代と世代の変化に合わせて使い続けることができる構造をデザインすることが大切です。